レストランメニューは、ビストロブームになってから洋食再編のごとく変わりました。料理番組も料理雑誌もこのころから急に増えだします。フレンチ、ヌーベル、フレンチ和食、イタリアン、イタリアンフレンチなどなど。雑誌で取り上げられると広まるのは早いですね。
『シノワ』でもランチを始めるという事になりました。
ちょうど、そのころ、中華やエスニック系がはやり始めて、中華粥の特集などがテレビに出ていました。ランチに取り入れようという事で、中華街にみんなで行こうということになりました。昼は中華街、夜は葉山のラ・マーレド茶やです。テレビドラマの「かもめ」はかもめの舞台にも使われました。夕日がとってもきれいなレストランで、覚えている方も多いのでは ?
そこは当時、熊谷喜八氏が、シェフをしていました。現在のキハチの創始者です。初めてシェフシリーズに出ているお店を体験できるのです。おまけに、中華街にも行けて、湘南海岸通って葉山のレストラン、ラ・マ−レド茶やです。田舎者の私は、往復の車中の BGM も任され前日は眠れませんでした。
[ ハナ、カセット出せ ]
前日徹夜で録音したテープ出します。当時は未だカセットテープなのです。
「矢沢です・・新しいアルバムも入ってます。」
差出した2本のテープには矢沢永吉オンリーです。初期の頃のバラードからだんだん激しく、そして湘南か葉山あたりで・・第三のテープを差出しかけてもらう!もちろん曲は・「時間よ 止まれ・・」私のシナリオでした。
ところが少しだけ激しい曲になったとたん薩川シェフがいいました。
「うるせぇ・朝っぱらから、もっと静かなのはねぇのか」
えーっ・シェフ まだ、神奈川にも入ってないのに、むごいよー。時間よとまれはどうなるの・・・
俺の湘南は ?と思うまもなく SBS ラジオに瞬時に交代。
窓の外の、変わり映えのしない高速見ながら、頭の中では永吉歌います。
「罪な奴さ・オー パシィフィック・・・夏の日の 恋なんて 幻と笑いながら・・」
無残にも消えた湘南物語でした・中華街で食って食って食いまくるぞー つづく |