No.38 お花見の頃に思い出す豪快な人
あっと言う間に 申告やら歓送迎会などの準備を終えたら 桜の季節。
いつものように 一番隅のテーブルでメニューをかいています。
「 弘前城公園のさくら 見たいな。」
「宴会して毛蟹食べて 甲羅酒のんでなぁ~」
「 シェフ! 今日じゅうにメニューお願いします」
ホールの久保田に現実に引き戻される。
「シェフ 今ニヤニヤへんでしたよ。」と指摘される。
そうでしょうねー。
今、門やん(=かどやん)の事を思いだしてましたから。
シノア時代 夜桜宴会しよう!と 向かえのカロッタロッサに声かけして 集合したのは、薩川シェフ 富田マネージャー スーさん、プロバンスの友さん 門やん。
門やんは寿司職人なのですが、豪快な飲みっぷりと遊びっぷりで 遊ぶ金が給料では足りないのでカロッタロッサでアルバイトをしていました。あんな豪快なひとは見た事がない。
花見の日も 二次会に赤ひょうたんに集合ということで 一時解散。
60分後に赤ひょうたんに着いたときには
すでに 行きつけの店で飲み 2~3軒につけ払いをして 昨日貰った給料が無い状態。
つけ払いしてまた同じくらいつけをする。
そんな門やん スっごく人が良くて 憎めない。
いつの間にか門やんは 四国へ帰ったとか 。
暫くして 私が店を開いて1年ぐらいたった頃、 門やんは四国の旅館に婿になり 素敵な嫁さん連れて静岡に来てくれた。そして 店でパーティー。いい 笑顔が忘れられない。
どうしてるかなぁ門やん。
2015年5月 吉日 シェフ